「ミス・シャーロック/Miss Sherlock」制作意図

2014年、Huluの戸石紀子プロデューサーは、Huluのメインユーザーを占める海外ドラマや映画のファンをターゲットとした新たなる連続ドラマの企画を立ち上げるために、映像制作会社ロボットの力が必要だと考えた。同社は『海猿』シリーズや『ALWAYS三丁目の夕日』シリーズなどの大作映画を手がけて大ヒットさせてきた実績があったからだ。ロボットの村上公一プロデューサーから挙がってきた企画のひとつが、この『女性版シャーロック・ホームズ』だった。当時『アナと雪の女王』や『思い出のマーニー』など、女の子2人が主人公のストーリーが国内外で制作され、ブームが社会現象にまで発展した背景があった。加えて、シャーロック・ホームズは「世界中に名前が知られている原作なので、これまでにないやり方で映像化できれば、ヒットの可能性が非常に高い」と思った戸石は企画の開発に取り掛かった。「映画の世界では、明らかに女性の描き方が変わってきていました。ということは、オンラインの世界ではもっと進んでいなければいけない」という考えのもと、タイトルを「ミス・シャーロック/Miss Sherlock」とし、シャーロックとワトソン、どちらも女性が演じる世界初の映像化作品が動き始めた。